女性2人と男性1人の計3人の親の遺伝子を持つヒト胚(はい)(受精卵)を作ることに、英ニューカッスル大の研究者らが成功した。ロイター通信など欧米の主要メディアが報じた。
母親から子どもに伝わる一部の遺伝性の病気を防ぐことに道を開くものと期待される。
今回の受精卵は、核に男女1人ずつの遺伝子が、その周囲の細胞質には別の女性の遺伝子が入っている。
細胞質にはミトコンドリアという小器官があって、この中にも遺伝子があり、母親からのみ子どもに伝わる。
研究チームは、ミトコンドリアの遺伝子異常を持つ女性の卵子と、男性の精子を体外受精した受精卵を作り出し、受精卵の核を正常なミトコンドリアを持つ別の女性の卵子に移植した。3人の遺伝子を持つ胚は10個ほど作製したが、英国の研究規制指針に基づき、5日以上は育てずに破棄したという。
今回の技術はクローン作りにも用いられる「核移植」という方法を使っているが、今回のような応用については、医学的に有用として、研究が進められている。一方で、思い通りの遺伝子を持つ子ども「デザイナーベビー」作りにつながる恐れがあるとも指摘されている。研究チームは「ミトコンドリアの遺伝子による影響はわずかで、基本的には男女1人ずつの胚と同じ」と主張している。
(2008年2月6日14時55分 読売新聞)
なんてことするんだろ
2008年02月07日
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