宇宙誕生の大爆発ビッグバンから約3億年後、暗黒の宇宙で最初にできた天体は質量が太陽の100分の1の“赤ちゃん星”だったことを、日米の研究チームがスーパーコンピューターを使ったシミュレーションで明らかにした。1日付の米科学誌サイエンスに発表した。
宇宙の年齢は約137億年と考えられているが、これまで国立天文台のすばる望遠鏡が観測した最も古い銀河は、128億8000万年前のもの。それ以前は「暗黒の時代」と呼ばれ、どのように星が誕生したかよく分かっていなかった。
研究チームの吉田直紀名古屋大助教は「暗黒時代がいつ、どのように終わるかという長年の謎が解けた。天体物理学にとって1つの到達点だ」と話している。
研究チームは、10万光年の範囲について、宇宙初期のほんのわずかな物質密度の分布の「むら」をコンピューター上に再現。質量を持つのに目には見えない暗黒物質に働く重力や、水素とヘリウムガスの化学反応の様子を計算した。
その結果、暗黒物質の巨大な塊の中から生まれたガス雲の中心部で、水素が76%、ヘリウムが24%の星が誕生することが確認できたという。この星は誕生後、すぐに周辺のガスを取り込んで成長し、数万年の間に太陽の10−100倍程度にまで大きくなったとみられる。
共同通信
なんでわかったんだろう。
2008年08月05日
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